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声を出さなくとも歌は歌える。
僕は歌わなかった20数年間、実は、眠っていたのではなくて
「歌っていたんだね」と思われるように今歌いたい。
音が出る一歩手前の沈黙。音を出す1歩手前の息づかい。
それが美しいかどうかですべてが決まる。
音楽は音でもない、言葉でもない。
沈黙なのだ
SRCL 3011
過去を歌うのではない。明日を歌うのとも違う。今を歌っていくのだ
SRCL 3741
僕はいつか、たとえ五十か六十歳で、また歌を歌いたいと漠然と思っていた。
そうしなければ自分が終わらない気がしたのである。
歌いたいことがあるから歌う。歌いたいことがないなら歌わない。
それが歌ってることなのだ。
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